2009年1月9日 ニューヨーク新潟県人会 新年会

1月9日、米国ニューヨーク市マンハッタンの居酒屋「鬼が島」にてニューヨーク新潟県人会の新年会が開催され、初参加8名を含む26名が集いました。新潟 県民といえば、とかく勤勉、忍耐強い、献身的などとイメージされますが、一方では保守的、地味などといわれることもあるようです。しかしながら、ニュー ヨーク新潟県人会には、会長の大坪賢次さんを初めとしてまさに多士済々の顔ぶれが揃っています。大坪さんは新潟県南魚沼市の出身で、ルイジアナ州立大学、 スタンフォードビジネススクール、ワシントン大学で経済学・法学を学び、現在は不動産会社を経営する傍ら病院・美術館の理事を務め、アメリカソムリエ協会 認定ソムリエ、新潟清酒名誉達人であるなど多方面でご活躍されています。

開会に先立ち大坪さんより「1989年に新潟県人会を設立した当初は20名足らずだった県人会も、今や100名に達しようとしています。この間、ニュー ヨーク在住の新潟県出身者や新潟ゆかりの方々の懇親を深めるほか、また2004年の新潟県中越地震、07年の新潟県中越沖地震での募金といったボランティ ア活動にも力を入れてきました。今年は設立20周年という節目の年ですので、微力ながら新潟県庁とも連携して故郷新潟と米国ニューヨークとの紐帯としての 役割を果たしていきたい」と挨拶がありました。

続き、1958年渡米以来在米50年という大ベテランで、ニューヨーク州立大学の神経病理学の教授である安達正純さんの「本日は若い人が多いが、若い頃の 苦労がその後の人生の糧となります。20周年である新潟県人会の発展を祈念します」との発声で乾杯、一同「鬼が島」自慢のそば会席に舌鼓を打ちました。

恒例の1人1分スピーチの後、幹事会を代表して、小林中副会長より2009年度の活動方針が披露されました。「4月の花見はもちろんのこと、夏にはキャン プ、秋にはワイナリーツアー、バーベキューパーティーをやります。また、ニューヨーク新潟県人会のウェブサイトも立ち上げます」とのことで、盛り沢山な予 定に期待感が募りました。その後、新潟の直江兼継を主人公にした今年の大河ドラマ「天地人」の話題などを肴に友好を深めました。 2009年は、新潟県人会にとっては間違いなく、大いなる飛躍の年になりそうです。 文: 橋詰政之(新潟市)