第12回 大見美砂子さん(新潟市)

新潟市関屋本村町出身です。幼いころから、夏は関屋浜で泳ぎ、冬は新潟や長野のスキ― 場で毎週のようにスキ―をしていたおかげで、年中真っ黒に日焼けをしていました。新潟の人は色白美人なんて言われますが、私には今も当てはまらないようで す。(泣)そんな新潟の風土をこよなく愛していた私でしたが、26歳の時に脱OL宣言。ワシントンDCのジョージタウン大学に語学留学。それまで、親元で ぬくぬくと生活していた私にとっては、初めての1人暮らし、しかも海外。学ぶべき事も多く新鮮で楽しい毎日でした。当初、1年だけの予定での渡米でしたの で、親からは「早く帰ってきて結婚してちょうだい。」と予定を過ぎた頃には、仕送りも止められてしまいました。(笑)こんな無謀で無計画な海外留学でした が、その後、縁あって現在の主人(アメリカ人)と知り合い結婚。今は主人と2人の娘達と幸せに、NYCのバッテリーパークシティにて生活しております。

私自身は、今現在、産前産後でお料理するにお困りの方を対象に食育インストラクターの資格、またOL時代に新潟で料理学校にて学んだ知識を活かした料理の サービスを仕事としております。日本も最近は高齢出産化(35歳以上)しており、本来頼れる両親も高齢であるため、言葉も文化も違うアメリカまできての手 伝いは難しい状況です。そこで、そのような日本人の方々が少しでも安心して出産、子育てをするのをお手伝いできたらとこのサービスを始めました。和食中心 とした栄養バランスのあるメニューと子育ての経験を活かしたアドバイスに好評を得ております。

渡米してからは、「勇気あるところに希望あり」と向う見ずに進んでこれたのも「新潟」という故郷が、いつも心の支えになってきたから。日本人であるという 誇りがあったからこそ。最近は、東日本大震災の復興を願い、微力ながら私にもできることをとチャリティーイベントに精を出しております。「ガンバレ日 本!」

記事: 新潟日報グローバルにいがた